2007年11月11日(日)

「日刊スポーツサイクルGP」  山梨県 西湖


 いよいよ後半戦最大の決戦!「西湖」の日です。天気予報では土日とも雨。ここまできたら開き直るだけです。

11月10日(土)
今回の同行者は9人。朝8時ツーともに迎えに来て貰い野田埼玉組5人は西湖に向かいます。車はエルグランド
外積み5台なので中はゆったり。usissiさんなんて酒飲みそうな勢い(笑)
首都高は事故だらけなので16号を川越まで行き、そこから関越圏央中央と走り予定通り11時、談合坂に集合。

 ここでブラックバス料理のドライブインに電話するが繋がらない…。もしや潰れたのでは。取り敢えず高速を河口湖迄
行き、そこから走る予定だった樹海道路を本栖湖へ向かいます。
途中の展望台からは樹海と本栖湖が見えます。富士山は雲の中。雨は止んできた様です。

 本栖湖着12時半。やはり潰れてました(泣) 違う店でほうとうを味わい、西湖の宿「山彦」へ向かいます。
今年もお世話になります。

5人5台積んだツーとも号

樹海道路の展望台。バックは本栖湖

お昼はブラックバスにありつけず

ほうとうになりました

 着替えて車係のU田さん以外は試走に。受付を終え、いざ西湖へ。今年は例年に無く転落防止の畳が多い様な(笑)
隊列作って走ってるといつの間にか増えてる(笑) いやべつにいいんですが。

 3周回って宿に帰ります。5時頃から缶が林立し、夕食時には未成年一人を除いて絶好調に。
更に寝るまでに焼酎3本を空け、11時前に轟沈。明日はどうなる?

毎年お世話になっている民宿「山彦」

雨も止んだし、試走に出発

今年の紅葉はいまひとつ?

畳の数が増えてる?

スプリントの予行演習(笑)

この宿は自転車を部屋に入れさせてくれます

明日レースか?

盛り上がるオヤジ達。迷惑そうなM君(手前)

11月11日(日)
 朝6時半起床。夕べ3時頃雨音で目覚めてからよく寝れず頭がくらくらする。勝負当日になんてこった…。
酒は抜けたけど朝飯は2杯が限界。チームTTエントリーも考えたけど今頃もう走ってるなんて…やめてよかった(笑)

 雨は上がったけど路面はウェット。富士山が見える。天気は何とかもちそうだ。自走で行く最初のレグ、Dクラスの
Y野さん、M君(16歳)、W田さん、そしてレースデビューXクラスのpapaさんを見送り、昼飯の買い出ししてから
駐車場で基地を設営。
 近くにチクリヒデの面々がいたので挨拶にいくとチームTT走ったつっつるさんのTTマシンがかっこいい。
梅優の夕べの所行を聞くにつけ、飲み過ぎなくてよかった。

 みんなが走ってるのはアップしてるので見に行けないけど、なかなか戻ってこないので心配になる。そのうち救急車の
音も聞こえてきて不安になってたが、見に行ったツーともからの連絡でY野さん2位、M君3位のW入賞!papaさんも無事
集団ゴール(2`ほど引いてたらしい…笑)との事。当然基地は盛り上がる。

 自分もやるぞ、とアップを終えいよいよ召集へ。今日は寝不足なので心拍数を見ない様に心拍計は敢えて着けない。
いつもの様にウィダーを飲みいざ集合地点へ。あ、脚にオイル塗り忘れた…

やっと見えた富士山!

レーサーpapaさん

Dクラス、入賞組

レディ・ママレード。ひたちなか以来です

 10時半召集。途中クニゾウさんのフライトデッキが動かなくなってたのでリセットしながら行く。自分のも昨日から
調子が悪い。まぁ走り出せば関係ないか。

 並んでたら梅優とアスカちゃんが激励に来てくれた。梅優、鯖の目してた(笑)
この組にはusissiさんとBMのS土がいるので心強い。
I村さん、つっつるさん、わんだ父さんがいるBに続いてスタート

 ローリングなのでバイクについて下って行くが、路面はびしょびしょ。跳ねが冷たい。オープンになり速度が上がる。
位置は後方。S土と並んで話しながら行く。2キロ位で路面が乾いてきた。この集団はあまりヤバいのはいない様で
コーナーも無難にこなして行く。対岸への直角を曲がると何人か抜け出すが毎度の事なので暖かい目で泳がす。

 途中右への鋭角コーナーでよってきた人に注意するがそれ以外は極めて安全。走りやすい集団だ。Sが何か
言いながら(意味不明)前に上がって行く。

 上り坂への直角を曲がるとギアを上げ踏んでみる。今日は脚に張りもなく楽に踏める様だ。気が付いたら最前列。
ここで引いても仕方ないので少し下がる。この坂で楽に前に出れるので今日はこれで行こう。
JCRCで何人か出るがこれも放置。ホームは一つの集団で通過

さて いよいよスタートです

クニゾウさんも初JCRC

I村さん、調子上がらず

2周目に突入

 2周目。何人か出たがるが、すぐに戻ってくる。まだ早いでしょう。右コーナーを使ってインから前に上がっていく。
10番手位で集団右側のいい位置。そのまま下がらない様にして二度目の坂へ。

 ここでも少し踏んだら皆ついてこない…。2人逃げてるのでどうしようか迷ってたら、集団からS土が飛び出しきた!
抜きがてら「たけさん!行きましょう!」
今日はラスト勝負と決めてたけどそれもぶっ飛び、BM二人で猛加速。集団から「あれはヤバい」との慌てた声が
聞こえる
 物凄いS土の引きについていき、まず一人パス。もう一人はギリギリか。先頭交代しながら速度を維持し左
コーナーで自分が発射。捕らえた!靴下ゲット…ってもう一杯なんですが…(泣)
(オマケに結局刺しきれなかったらしい)

 ゴール前の坂まで流して集団を待ってたら後ろで落車の音。かなり大きい。横を加速した集団が抜いてくので
ヒラヒラ食いつく。あ〜苦しい心拍計なくてよかった。

周りは大体同じメンツ

U田さん、落車しました

3周目、JCRC取りに行ってヘロヘロ(結局取れなかった)

S土、アシスト実らず(ゴメン)

 いよいよ最終周。ところが心拍数が上がりすぎてる。下りもスピードが上がるのでついていくのがやっと。
こりゃ対岸に出てからの勝負だと、左直角まで重めのギアをゆっくり回しとにかく息を整える。対岸コーナーの
立ち上がりで何人か出るが決定的ではない。

 右コーナーを利用してインから前に上がると大体同じ顔がいる。usissiさんがぐいぐい前に出ていくが、よく見ると
上手く前に人を置いている。一度下がったS土も上がってきた。

 上り坂コーナー前の右複合コーナーから先を見るとMTBクラスから10人位落ちてきている。あれは下手すると
スプリント直前で重なると判断し、集団の右端へ移動する。

 上り坂。まだ重めを踏んでも脚にこない。坂上で10番手位。速度は上がるがみんな落ち着いてるので罵声も
飛ばない。

 JCRCポイント前で落ちてきた集団と重なるが、むこうは速度を落とさない上に、3列位に広がってる。
とんでもない連中だ(怒)

 最後の坂に入ると集団は横に広がり更に左側は混乱する。自分の右側が塞がる前に下ハン持って右端を
駆け上がり、集団から飛び出す。ギアは52×12。
左からも一人出ている。2周目のJCRCで勝負したホットロードの人だ。
彼は最後迄伸びないだろうから後ろにつくとヤバい。
横に並んでもがく形で行く。後ろの気配はない。足はまだ踏める。さらに加速。右が下がった!

後ろはまだ来ない。民宿村の道路。あと少し。前に白キャップはいない。「オレが先頭か?」
左に監視塔。後ろを見ると追い付かない距離。「西湖で優勝?」

右手を突き上げ、思わず叫ぶ

先頭でゴール!


群馬での悔しい思いが今ここで晴れた

ゴール!自然と右手が上がる

鬼練仲間の祝福。ホントに嬉しい

BM遠征隊と

リザルト

 ゴール後は興奮状態でグローブも上手く外せない。夜練仲間で先にBクラスに上がったつっつるさんと
わんだ父さんが祝ってくれる。BMのみんなも来てくれた。みんなと一緒に練習できたからここ迄来れた。

感謝の気持ちと2月の怪我からの辛かった思いが込み上げてくる。

 一度車で靴を履き替えてからAクラスのツーとものスタートを見送り、表彰式へ。
ずっと乗りたかった西湖の表彰台だ。しかも真ん中。もう言うことはない

うれしい〜♪

笑顔です

いっぱいもろた〜

どれどれ

ツーとも、スタートです

梅優、まだ死んでます

U田さん、ピラー折れました

撤収です

 レース後、山彦で風呂に入れてもらい、柿までご馳走になって帰宅の路に着きました。
結局JCRC賞は刺しきれなかったようだけど、靴下よりトロフィー方がいいです(笑)

 帰りのツーとも号も本当に快適。満場一致で関八州のチームカーに認定されました(笑)

 4時に鳴沢のコンビニに寄ったら、朝見えたきりの富士山が見送ってくれました。
少しだけ渋滞して7時半に帰宅 (帰りも全てツーともが運転…多謝)

 15年目にしてサイコーの西湖(by大山社長)が味わえました。
チームメイト、関八州の仲間、夜練鬼練で鍛えてくれた皆さん、そしてオヤジのワガママを許してくれてる
家族に深く感謝します。
写真協力 papaさん
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